Noriaki Hayashi Art Works _Nota
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そして北へ1 ベルギーで再会
年末年始のポルトガル、モロッコ、南スペインの旅からバスク地方のわが家に帰ってきたものの、扉を開けると、なんと家の中からお風呂とトイレが消えている!! 
実は、バスルームが随分ボロで、トイレは詰まりがち、流れる水量は足らない、バスユニットもボロボロ、そして何しろ少々臭いという状態で、大家さんから10日くらい旅行に出るようなことがあったらその間に改修工事をしたいと言われていた。ではこのタイミングでと旅行に出たのだが、やはりというか案の定というか工事は終わっていない。かろうじて床と壁はできているが便器もシャワーも無いのである。
シャワーがないということはまあ我慢ができるが、トイレがない家というものはこれほど不便なものかと実感。考えてみればどんな安ホテルでもトイレが全くないところはないわけで、トイレこそ住空間の要なのではと考えつつも、トイレが近くなると近くのバーに走る生活をおくること二日間、ちょうどタイミングよくNY在住の友人夫婦がヨーロッパに来るということで、彼らと三年ぶりに再会すべく、次は北へ向けて再び旅に出ることになる。

b0059130_3592482.jpg北へ。待ち合わせはベルギーはブリュッセルの彼らの滞在先のホテル。フランスのスペイン国境沿いの街エンダイヤからパリまで特急電車TGVで5時間、パリからブリュッセルまではやはり特急電車のTHALYSで1時間半。頑張れば、思いつきで出かけても一日で到着できる。地続きヨーロッパ諸国の便利なところでもある。というわけでパリを素通りし夕方にはブリュッセルに到着。

ベルギーはまさにヨーロッパのへそ。そしてブリュッセルにはEUの総本部があるのでヨーロッパ行政のへそでもある。ブリュッセルの街並は、いかにもヨーロッパの古都という雰囲気で、石畳の道路、ゴシックな教会、レンガ造りの建物が品よく街を彩っている。そして街中からおいしそうなにおいがするではないか。
b0059130_3594184.jpg実は、ベルギーは個人的に昔からのあこがれの土地で、学生生活が終わった頃には真剣にこの地に留学しようと考えていた国でもある。この小国に憧れた理由は、イメージするだけでなんだか陰のある石畳の狭い道、ブリューゲル、ジェームス・アンソールなど自分に影響を与えた芸術家を生んだ土地、そしてなによりもベルギービール! である。というわけであこがれのベルギー、ベルギーワッフル(ナポリタンスパゲティとかそういうたぐいのネーミングだと思っていた)と小便小僧(ブリュッセルはかの小便小僧の総本山だ!)は予想外だが、ほぼイメージ通りである。とくにゲントの街並などは、なぜかほのかに懐かしささえ感じさせるような街並でもある。

さて無事に友人夫婦と再会を果たし、その晩は再会の喜びとともにベルギー料理に舌鼓を打つ。そして何よりも三年ぶりの友人と話ができるということが実にうれしい。二人ともNYで優秀に活躍し、実に聡明な頭脳を持っているので実に刺激的である。日本に住んでいた時はけっこう近所に住んでおり、年も近く、同じような時期に日本を離れ海外生活を始めたので、そんな意味でも話は尽きない。
b0059130_4025.jpgその後、彼らと一緒に行動し、ベルギーはブリュッセル、ゲント、アントワープを駆け足で巡ることになる。ブリュッセルでは王立美術館で念願のブリューゲル、ヒエロニムス・ボスの絵を鑑賞し(残念なことに19世紀の絵画フロアーは閉鎖していて見ることができなかった、マグリッドにアンソールが・・・まあまた来るさ)。ゲントは美しい街並と運河。そしてアントワープはかの「フランダースの犬」のネロ少年と忠犬パトラッシュが最後に訪れるルーベンスの絵のあるノートルダム寺院(日本人しか来ないよねと言いつつもついつい行ってしまった・・・)。と狭い国ながら見所はたくさん、そしてバケツ一杯のムール貝など、食べなくてはいけないものも沢山なのであった。
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by nori884e | 2006-01-17 04:04

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